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ぜひともご相談ください。実際の薄肉成形による医療用プラスチック容器の製品と不良サンプル、金型を拝見させていただいた方が原因を判断できると思いますが、現時点ではおそらく離型不良が原因と思われます。

薄肉成形を含めた医療用プラスチック射出成形のプロセスでは、金型のキャビティ内に充填された樹脂が冷却固化され、成形品をキャビティからストリッパープレートで離型させる、またはエジェクターピンで突き出してコアから取り出します。離型が悪いと医療用プラスチック製品がコアに強くはりついて、エジェクターピンが成形品を突いてキズ付けたり、成形品が変形したりしてしまいます。

成形条件である程度は離型性を改善させることは出来ますが、精度の高い医療用プラスチック容器では、金型の設計・製作で改善した方が安定した寸法精度の連続成形が可能になります。製品の離型を高めるには、射出成形に用いられる金型の面粗度を出します。面粗度とは機械加工した部品や金型の表面の状態を表すものです。加工方法により金型の製品部の表面仕上げは異なりますが、プラスチック射出成形に用いられる原料の特性なども加味して金型の設計や製作を行うことで離型性が良くなります。

薄肉成形品を含めたさまざまなプラスチック射出成形のなかで、精度の高い製品が求められる医療用プラスチック射出成形品では金型の設計や製作がポイントになります。医療用プラスチック製品で変形やキズなど不良品を出さず、高品質な医療用プラスチック射出成形品を作るためには高精度な金型が必要になります。さまざまな医療用プラスチック製品の金型を設計、製作してきた親和工業株式会社ではお客様のお悩みやご要望にお応えすることができます。どうぞお気軽にご相談ください。