Answer (回答)

 チャック板を利用しない場合、成形された製品が金型から離型されダイレクトに受け箱に落下することになりますので、まず前回成形をした製品が成形機内部に残っていないことを確認することが大変重要になります。

 成形機の内部のリセットが完了しましたら金型に配管するホースの取り回しを確認します。ホースが下に設置する受け箱の邪魔にならないように工夫が必要となります。ホースの取り回しが確認できましたら金型から油がたれる恐れがある部分(エジェクタプレート下部など)を塞ぎます。塞ぎ終えたらプラスチック製ダンボールやビニール袋等を用いて落下した製品が飛び散らないように養生をします。これらすべてを終えましたら実際に成形を行います。自動成形中はチャック板を用いる製品よりクッション量などの監視幅を狭めたり、受け箱を交換する時間を短くするなどをして製品に異常が発生した場合にも対処がしやすいようにしております。