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 医療用プラスチック.comを運用している親和工業株式会社では、今現在(2018年9月段階)、生産計画・生産管理に専門のソフトウエアを使用してはおりません。現在の生産管理・精算計画は、基本計画はエクセルを基準としたデータ管理になります。ただ、製造現場の状況に柔軟に対応できるように、手書きにて補正・管理しています。量産中心の成形が多い為、複雑な生産管理をすることなく、射出成形機と成形製品、その作業担当者の割り振りが最も生産指示の中心となります。そこに、製品の生産個数と納期スケジュールを確認しています。そして、自社独自の生産管理手法によって、工数をかけすぎることのない効率的な成形を実現しています。
 今後の医療用プラスチック製品やその他量産品が多種にわたって増えてくる場合には、ドイツのソフトウエアメーカーであるSAP社のERPパッケージの導入を検討する予定です。ERPとは、Enterprise Resource Planningの略で、日本語では、経営資源計画となります。会社全体の経営資源(資金、設備、人材、資材、情報など)を有効活用するために、調達、生産、販売、物流、在庫管理、人事、財務、会計などを統合し、一元管理することで、業務の効率化をはかり、企業全体の最適化を目指す手法です。ERPを実現させるための統合型ソフトウエアのことを、ERPパッケージと呼びます。
 生産管理と生産計画を、よりコスト面・工数面で最適なシステムを構築して、お客様に提供する製品の成形コストが高くならないように、進めていく予定です。