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注射器とは、一般的に円筒形の注射筒(シリンジ、外筒)、押し込むピストン(押子、吸子、プランジャ)、先端に取り付ける注射針から構成され、薬液を体内に注入や血液を吸引するために使用される器具のことです。

シリンジとは、一般的な注射器の注射針やプランジャ(押子)以外の部分の注射筒のことです。シリンジにはガラス製と樹脂製があり、薬液などを保持しておくことができます。現在ではディスポーザブル(使い捨て)用途として、樹脂製が主流となっています。また先端形状や筒先位置にさまざまな種類があり、用途によってそれぞれの特徴にあったものを使用します。先端の形状には ①ルアースリップ(ルアーチップ)式、②ルアーロック式、③ルアーメタル式、④浣腸式、⑤カテーテルチップ式があります。

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シリンジの特徴としては、下記の5つがあげられます。

①シリンジ本体と先端が一体型で注射針の着脱が容易
②先端部に注射針を固定しロックする機能あり
③先端部が金属製で強度が高い
④先端部が丸みを帯びた形状で浣腸や膀胱洗浄に使用
⑤先端形状がカップ式と呼ばれ通常の注射器シリンジに比べ太い
(取り違えによる薬剤投与過誤防止)

筒先の位置も中口と横口の2種類があります。中口は一般的なタイプで小容量に使用され、横口は大容量に使用され、採血に使用される際は、浅く角度をつけることができ、空気抜きも容易にできます。

当社では、医療用シリンジの製造実績も多数ございます。詳細はこちらをご覧ください。

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