医療用プラスチックの VA/VEのポイント
医療用プラスチック製品の設計段階からのコストダウン・VA/VEを実現した事例をBefore⇒After形式でイラストと文字によってご紹介しています。 少しのポイントを知っておくだけで射出成形のトラブルであるヒケやウェルドやソリの防止のポイントや、 完成した製品の機能性や品質の向上のポイントを学ぶことができます。
Ⅰ 製品設計におけるコストダウンのポイント
- 同等品の材料使用によるコストアップの回避
- 複数用途に使用可能となる部品製造の設計
- 嵌め合い部品の調整による組み立て工数の削減
- 四角型容器のコーナー部の薄肉化によるソリ防止
- 適切箇所のみへの公差設定によるコストダウン
- 肉厚部分のヒケ発生の抑制
Ⅱ 製品設計における不良率低減のポイント
- 嵌合代の追加による、医療用嵌合容器の液漏れ対策
- 部品の凹凸をなくすことによる衛生面の品質向上
- ルアーテーパーによる嵌め合い部の密閉性向上
- 溶着や粘着シールなどの2次加工を考慮した製品設計
- 丸型容器のウェルド防止設計
- 流動解析による液漏れトラブルの回避
Ⅲ 製品設計における利便性向上のポイント
Ⅳ 金型設計のポイント
- 組み込み後を意識したゲート位置の変更
- 金型構造のシンプル化によるコストダウン
- 薄肉成形品のショートモールド回避のための金型設計
- ジェッティング発生を抑える金型設計
- ストリッパー方式での離型による気密性向上
- サブマリンゲートの金型設計のポイント
- 樹脂の流動性向上による製品品質の向上
- ピンゲートサブマリンゲートの活用によるコスト削減
Ⅴ 材料変更・滅菌工程のポイント
医療用プラスチックのVA/VEのポイント 一覧
医療用プラスチックのVA/VEのポイントを5つに分類しています。