Answer (回答)

はい。可能です。エンドトキシンフリーとは、人体に入ると悪影響を及ぼすエンドトキシンを安全な規定値以下に制御、調節することです。当サイト内でもご説明させて頂いておりますが、エンドトキシンとは内毒素を持つ、グラム陰性菌(コレラ菌、赤痢菌、チフス菌)と呼ばれる細菌に含まれ、毒素となる部分はいずれの細菌もリポ多糖体(LPS)で構成される細胞壁の成分です。細菌が生存時、外部に放出する毒素が外毒素に対し、内毒素は細菌が死滅後、細胞壁が破壊され、内部にある細胞膜の構造が毒素として作用します。

エンドトキシンを死滅、不活化させるには一般的にエンドトキシンフリー水での洗浄や、250℃以上で30分以上の乾熱滅菌処理を行いますが、多くの熱可塑性プラスチック製品は250℃の高温には耐えられず変形、溶融してしまいます。しかし高温、高圧で成形される射出成形では成形時に一時的に不活化されると考えられ、成形後、クリーンルーム内で封入することでエンドトキシンの混入を防ぎます。

当社ではクラス10000のクリーンルームを保有しており、クリーンな環境下で多様多種な医療用チップの製造からフィルター挿入、梱包までの一括製造実績がございます。どうぞお気軽にご相談、ご依頼ください。

>>エンドトキシンフリーの容器は製造可能ですか?

>>遺伝子解析・遺伝子治療用プラスチック成形品の対応について

 

>>エンドトキシンフリーに関する製品事例はこちら

>>医療用チップに関する製品事例はこちら