用語解説
医療用プラスチック成形や一般的な射出成形に使用される原材料は、ポリマーだけではプラスチック製品の安定が不十分な為、各種の添加剤を加えて原材料とします。押出機を使用して添加剤を混ぜることをコンパウンド(Compound)と呼びます。コンパウンド自体もエネルギーを加えて均一に混ぜる場合と、ただミキシングするだけの場合があります。添加剤の種類は熱安定剤、滑剤、耐候剤の他に結晶核剤、酸化防止剤などがあります。補強剤としてのガラス繊維やカーボン繊維、ゴムやタルク、シリカなどもあります。医療用プラスチック製品や食品製品など静電気による異物の付着防止の為、帯電防止剤を使用することもあります。添加剤によって収縮率も変わってくる場合もあるため、プラスチック材料変更の場合には注意しなければなりません。