用語解説

インラインスクリュー式の射出装置では、シリンダー内の樹脂材料が十分に溶融されていない状態でスクリューを起動させると、シリンダー内部やスクリュー自体を傷つける恐れがあります。それを防止するために冷間起動防止装置をとりつけますが、冷間起動防止装置は、加熱シリンダーの設定温度が設定値に達したときに一定時間(15分程度)スクリューの起動を制限する装置の事です。冷間起動防止装置の作動中はスクリュー回転、前進、後退ができないようになっており、シリンダーやスクリューの破損を防ぐことができます。