用語解説
溶融状態では分子運動しながら絡み合っている分子が、温度を下げていく事で分子運動がゆっくりと収まりながら結晶化温度にて部分的に整列するものを結晶性プラスチックと呼びます。PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)などが、この結晶性プラスチックに属しています。
一般的に結晶化した部分は分子が折りたたまれ整列するため、体積の収縮が大きく強度も高いとされています。そのため、強度が必要なプラスチック成形品に結晶性プラスチックが用いられることがあります。
また、結晶性プラスチックでは結晶部と非結晶部の屈折率の違いから 内部で乱反射し光を通さない為、不透明になります。