用語解説

射出成形時に金型内で溶融樹脂が冷却されると体積収縮が起こるが、冷却が始まった樹脂の一部分が他の部分と冷却速度に差が生じてしまうことで体積収縮量にも差が生じてしまい、その境目で応力が発生し、固化すると残留応力となります。
 成形品に残留応力があるとクラックや反りの原因となりますが、プラスチック製品ではアニーリング処理を行うことでプラスチックの内部応力を取り除くのが一般的な解決法です。