用語解説
せん断速度とは溶融樹脂のずれ(ずり)速度とも言われ、ずれの程度を示す言葉です。
例えば二枚の板の間に流体を挟みこの板をずらすと、板がずれます。このずれの程度をせん断速度と呼びます。せん断速度は、同じ時間で二倍のずれとなれば、ずれの程度(せん断速度)も二倍になり、板の間の距離が二倍になると、板の速度が同じであっても、ずれの程度(せん断速度)は半分になります。溶融樹脂の粘度の測定はキャピラリー(細い円管)を使った測定方法がありますが、粘度測定は円管壁面でのずれの程度(せん断速度)とせん断応力から求めることができます。