用語解説
成形不良の一種で、材料の流れる方向に銀白状の条痕が現れる外観不良のことを言います。通常シルバーストリークと呼ばれます。銀条が発生する主な原因としては異材の混入、吸湿材料の乾燥不足、成形条件などが挙げられます。
成形条件が原因の場合としては空気を巻き込んでしまうことで銀条が生じてしまう場合があります。空気を巻き込んでしまう原因としてはペレットとともに巻き込まれた空気がノズルまで送られて発生するのと、サックバック量が多すぎてエアを巻き込み発生してしまうの2つが挙げられます。前述の対策としましてはホッパー下の冷却を良くして、シリンダー後部の温度設定を低くし、スクリュー回転数を下げ、スクリュー背圧を上げます。これらをすることで空気の抜けが良くなるので銀条の発生の解決策となります。後述の対策としましては、背圧とサックバック量の最適化を取ることで解決策となります。基本的には背圧を高くすることで銀条が発生しにくくなります。