用語解説

パージ(樹脂交換)とは、加熱シリンダー内の溶融樹脂を、排出する事をパージ(樹脂交換)と呼びます。
金型メンテナンス時やトラブル発生時のチョコ停時の成形中断時に、加熱シリンダー内に高温のまま溶融樹脂を滞留していると、シリンダー内の溶融樹脂が時間経過とともに熱劣化し、熱分解してしまうため、分解する前に新しい樹脂と置き換える必要があります。
また成形スタート前には粘度の低下した樹脂や熱劣化した樹脂を新しい樹脂と置き換える必要があります。成型機の状態と使用樹脂の性質などにより、連続成形のスタート前にはパージ(樹脂交換)を行う必要があります。
パージの回数は樹脂の計量ストロークにもよりますが5から10ショットほどを目安に、パージし、加熱シリンダー内の樹脂がひと通り置き換わるようにします。