用語解説
金型を製作する際に図面指示で鏡面磨きがあります。鏡面磨きとは金型の表面を反射して映る鏡のように仕上げる事ですが、鏡面磨きを行う利点としてプラスチック成形品の離型が良い、局部的な腐食の危険がない、疲労に基づく割れの危険が少なくなるなどがあります。鏡面磨きを行った金型の表面の粗さを確認するには目視や特殊な測定器を使用します。ひっかき傷やピンホール、気泡、ミカン肌(不規則な粗い表面)などがあるとプラスチック成形品の外観不良にもなります。透明度が要求される医療用プラスチック製品やレンズなどの光学部品の分野では#3000以上の磨きでなければなりません。金型加工の際も高い技術が必要ですが、金型メンテナンスの際も細心注意をしなければなりません。