用語解説
オーバーパックとは過充填のことを指します。オーバーパックはプラスチック射出成形の成形不良のひとつです。プラスチック溶融樹脂が金型のキャビティ内に充填されキャビティ内の圧力が非常に高くなり、設計した収縮率より収縮が小さく(成形品が大きく)なって金型から取り出しにくくなる現象のことです。金型からの離型が悪くなると突き出し時に成形品の一部分が白化したり擦り傷が付いたりします。ひどい場合では、プラスチック成形品がパンパンに充填され、突き出しても離型できなくなり金型を分解しなければならなくなる事もあります。