Answer (回答)
はい、対応可能です。ご質問のチューブの開発で、一番のネックとなるのは凍結を行う点だと思われます。
一般的にほとんどのプラスチック樹脂は、低温状態になると脆くなり、少しの衝撃で割れたりヒビが入ったりします、この状態になる温度を脆化温度と呼びます。脆化状態になる温度は、樹脂の種類、生産しているメーカー、グレードにより違いがあるため、使用する樹脂の選定には、樹脂の生産メーカーからデータシートを取り寄せて、想定される凍結温度に対応した樹脂を選択することが必要になります。
一般的にほとんどのプラスチック樹脂は、低温状態になると脆くなり、少しの衝撃で割れたりヒビが入ったりします、この状態になる温度を脆化温度と呼びます。脆化状態になる温度は、樹脂の種類、生産しているメーカー、グレードにより違いがあるため、使用する樹脂の選定には、樹脂の生産メーカーからデータシートを取り寄せて、想定される凍結温度に対応した樹脂を選択することが必要になります。
次に問題になるのは、液漏れが起きる可能性です。チューブに蓋をセットする方式では、スクリューキャップ方式と、はめ込み方式が想定されます。液漏れのしにくさで選択するのであれば、スクリューキャップ方式で、パッキンを使用することにより液漏れを回避できますが、かなりの高コストになります。はめ込み式の場合、コスト的には低くできますが、キャップの脱着のしやすさと、液漏れの防止のために金型の精度が重要になります。その他にもチューブのサイズや形状、肉厚など、製品化で問題となる可能性がありますので、製品の仕様に関しては、充分に検討を行う必要があります。
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