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オートクレーブ可能な適切な樹脂としてポリカーボネート(PC)があります。オートクレーブとは高温、高圧の水蒸気を使用して医療用容器や機器の微生物を滅菌する滅菌処理方法です。120℃で20分間滅菌処理するため、高温に耐えることの樹脂でなければ容器の変形や破損等が発生する恐れがあるため、原料の選択には注意しなければなりません。
PCの特徴としてプラスチックの中でも最高レベルの高い衝撃性(ガラスの400倍、アクリルの40倍)があります。またPPが半透明に対しPCは透明性に優れているため、プラスチックレンズや自動車部品、医療用容器関連にも多く使用されています。熱変形温度も130°~140°のため、オートクレーブ滅菌にも対応可能です。現金型でのPPからPCへの原料変更に関しては樹脂の溶融温度や金型温度の違いから金型や成形品に問題が生じる可能性もあります。金型製作において、原材料の収縮率から寸法公差を考慮した金型設計が重要です。PPとPCでは収縮率の違いにから成形品の寸法精度に影響があるため、現金型での材料変更は慎重に検討する必要があります。