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 親和工業ではクラス10000以下のクリーンルームを完備しております。さまざまな医療用プラスチック製品を製造するにあたり、クリーンルームでは高品質は勿論のこと、クリーンな環境を維持し、安定量産することが生産効率向上にはとても重要になります。
 現在、当社では多くのお客様より開発依頼を頂き、試作を実施しております。同じクリーンルーム内での試作は、特殊な原材料のパージや離型剤などでクリーン度が汚染されるため、他の製品の製造をストップしなければならず、生産効率に影響を及ぼしてしまいます。クリーン度をいち早く回復させるために、金型交換や試作準備はスタッフでそれぞれ分担して行い、試作の目的や問題点もあらかじめ、製造ミーティングにて全員に周知徹底することで試作作業の無駄をなくします。成形スタート前のパージではクリーン度の汚染を最低限にするため、高性能フィルター付きの吸引機でガスを吸い込みながらパージを実施し、ガスをクリーンルーム内に放出しないようにします。
 また量産後、金型や製品の不具合で成形をストップさせないよう、取付けまえには金型の摺動部のグリスアップや、入れ子やエジェクターピンの分解メンテナンスを実施しております。