Answer (回答)
はい、細胞凍結保存用バイアルの開発にも対応可能です。
一般的に、細胞を凍結保存する際に、急速に冷凍をしてしまうと、細胞内の水分が凍結、結晶化し、その結晶化した水分が、細胞を傷つけたり、死滅させる原因となります。細胞冷凍保存のための理想的な冷却方法としては、一分間に1℃ずつ、ゆっくり温度をさげていくことで、細胞内の水分が凍結するのを抑制しながら。マイナス80℃まで温度を下げ、その状態で一定時間置いたのちに、液体窒素を使ってマイナス196℃まで下げる。という手順がとられています。
そのため、細胞凍結用バイアルに求められる性能といたしましては、
- マイナス196℃の極低温に耐えられる材質、形状であること。
- 液体窒素がバイアルの中に入り込まないよう、高い気密性を持つこと。
- 理想的な冷却スピード(マイナス1℃ / 分)を維持できる熱伝導性。
などか考えられます。
そのほかにも、凍結保存した細胞の使用目的によっては、バイアルの滅菌処理が必要であったり、DNA、Rnase ,Dnase、エンドトキシン など のコンタミが問題になる場合もございます。
当サイトを運営する親和工業株式会社では、細胞凍結用のバイアルのような、遺伝子フリーの医療用プラスチック製品の射出成形に対応しております。滅菌処理にも対応しておりますので、是非一度お気軽にご相談ください。
>>遺伝子解析・遺伝子治療用プラスチック成形品の対応について