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クライオチューブの密閉性を高めるには、チューブ本体とキャップの嵌合が重要になります。
クライオチューブとは、細胞などを保存後、研究や実験で正確なデータを得るために、貴重な生物学的サンプルを安全に長期保存することを目的としたプラスチック製のチューブ容器です。
その最大の特徴は高い密閉性です。密閉性が低いと容器内部へのコンタミネーションで細胞の特性に変化が生じてしまい、研究結果に誤りが出てしまいます。密閉性を高めるには、本体とキャップのシール面にすき間がないことが重要です。本体とキャップはネジ構造になっているため、ネジ部の製品精度が嵌合に影響を及ぼします。嵌合が悪いとシール面にすき間ができ、密閉性が低くなります。またヒケやガス逃げ不良によるショートも液漏れの原因になります。
設計段階から製品の収縮率を考慮した金型設計により正確な嵌合精度、ガス逃げを苦慮したガスベント設けた金型製作、ショートやヒケのない適正な成形条件の設定が密閉性の高い高品質なクライオチューブ製品を製造する重要なポイントです。
>>遺伝子解析・遺伝子治療用プラスチック成形品の対応について