Answer (回答)
生殖医療とは不妊症に対応するため近年、技術進歩した医療技術で治療を行い、人工妊娠を目指す不妊治療です。生殖補助医療(ART)、生殖医学、生殖補助医学とも呼ばれることもあります。生殖医療の種類は人工授精、体外受精、代理懐胎の三種類があげられます。それぞれの治療法を簡単に説明すると、下記の様になります。
- 人工授精:直接体内に精液を注入し妊娠を図る治療法です。
- 体外受精:体外受精は、体外受精・胚移植(IVF-ET)、凍結胚・融解移植、顕微授精(ICSI)の治療法に分けられ、一般的に知られているIVF-ETは体外に未受精卵を取り出し精子と共存させ、得られた受精卵を再び体内に戻す治療法です。人工授精が難しい場合、細い針で精子を1匹だけ卵子の中に入れて授精させる治療法がICSIです。
- 代理懐胎:日本の関係団体では倫理的問題などから容認されていませんが、夫婦の受精卵を妻以外の子宮に移植するホストマザーと夫の精子を妻以外の女性に人工授精するサロゲイトマザーがあります。
生殖補助医療は環境設備の整った大学病院などでしか治療が受けられませんでしたが、近年、技術の向上や試薬、器具の安定により、専門クリニック等での治療も可能なレベルに発展しています。厚生労働省によると17人に1人が生殖医療により誕生したとされており、今後更に妊娠率の向上が期待される不妊治療法と言われています。
不妊治療用プラスチック成形品に関するよくある質問は、下記よりご覧ください。
>>精液運搬用の採精容器を製造したいのですが、お願いできますでしょうか?
>>不妊治療用の採精容器を新規で作りたいのですが、ご相談に乗っていただけますでしょうか?
>>常温運搬用の採精容器と、その容器を入れるケースの新規開発を行いたいのですが、対応できますか?
>>精液を保存するためのプラスチック容器を月2000個のロットで射出成形にて生産をお願いしたいのですが、対応可能でしょうか?
>>シリンジ法に使用するキットを開発したいのですが、ご協力お願いできますでしょうか?
>>生殖医療向けのプラスチック製品の成形には対応できますか?
不妊治療向けの医療用プラスチック成形品は、下記をご覧ください。
また、お客様のご要望により、各種滅菌処理(放射線滅菌、エチレンオキサイドガス滅菌など)も、社外協力会社様に委託する形で行っております。ご質問の精液運搬用の容器についても、生産実績がございます。