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ぜひともご相談ください。ご来社の際は汚れ不良サンプルと金型図面をお持ち下さい。
金型修正や新規設計、製作する際には現在の発生原因を解明し、正確に改善しなければなりません。成形不良は良品率低下だけではなく、金型メンテナンスによる生産効率低下、検査員の負担、検査工数の増加、不良品流出の危険も高くなります。不良品流出はあってはならない事項で、医療用プラスチックの場合は特に気を付けなければなりません。
エジェクターピンからの汚れ発生の考えられる原因として、金型のかじりやガス逃げ不良があります。ガス逃げ不良は成形条件の見直しで改善出来る事もあります。型締め力を下げる、成形温度を下げる、射出速度を下げる等で改善できなければ、金型の修正も検討する必要があります。エジェクターピンのかじりの場合、エジェクターピンと穴の径のクリアランスを大きくする事で改善出来ますが、クリアランスを大きくし過ぎるとバリが出る事もあるため、注意が必要です。また、ガス逃げ不良ならばガスベントの強化が効果的ですが、製品形状や金型構造により適正な位置にガスベントを設けなければ効果がありません。またエジェクターピンの形状変更でガス逃げが改善できる事もあります。
親和工業株式会社では数多くの医療用プラスチック製品の問題点を改善しお客様のご要望にお応えしてきました。金型修正のご相談はもちろんですが、改善点を修正した新規製作のご提案もさせて頂きます。医療用チューブだけではなく、その他医療用プラスチックの問題でお困りでしたら、ぜひご相談ください。