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可能です。当社でもピアッシングチップの成形実績がございますので、ご相談の際には、既存金型の図面、製品図面、実物の製品、不適合品などご持参いただいて不具合の内容をお聞かせください。実物を確認する事で新規設計の際に、より具体的なご提案が出来ると思います。
医療用プラスチック成形.comの製品事例でもご紹介させて頂いておりますが、一般的に医療用ピアッシングチップは試薬の入ったカートリッジのアルミシールにピアッシング(穴あけ)を行う為のチップです。確実にピアッシングするにはチップの先端が鋭利に尖っていなくてはならず先端の形状が非常に大切です。この形状は通常のキャビの金型加工では加工時にカッターの最小Rがついてしまいます。刃物のようにチップの先端を鋭利に仕上げるには研磨した部品同士を組み合わせて、金型のキャビにしなくてはなりません。
また組み合わせの際は成形時のガス逃げも考慮し設計、加工することも必要です。ガス逃げ機構の精度が悪ければ成形した製品にガス焼けや充填不良、バリなどが発生する可能性もあり、非常に重要な金型設計と加工が必要になります。親和工業株式会社では多様な医療用プラスチック容器の成形実績と経験豊富な特級プラスチック成形技能士のノウハウにより、既存金型や製品の問題点を解決し、より品質の高い医療用プラスチック容器をご提案し、お客様にご満足いただける製品をお造り致します。