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 どちらについても可能です。当サイトの製品事例でもその一部として、「医療用麻酔針ハブ 成形品」をご紹介していますが、医療用麻酔針の針芯の持ち手部分に使用される樹脂成形品を製作した実績がございます。また、当社ではφ0.21~φ1.2までの幅広いサイズの穴径に対応して成形品の提供が可能です。  麻酔針は患者様の負担を極力かけないようにするため極細の針を使用します。麻酔針と一緒に使用される医療用プラスチック成形品の穴径も当然、極細の細穴加工を施した成形品でなくてはなりません。

 細穴の成形品は金型の精度だけでなく連続成形した際の細穴部のコアピンの熱膨張も考えた金型設計が必要になります。精度の高い金型は破損も少ないばかりでなく、高品質な医療用プラスチック製品の量産が可能です。精度の低い金型ではコアピンの合わせが悪く金型破損の原因になるばかりでなく、成形品の穴の中にバリが生じ不適合品による良品率の低下などで量産後のコスト増になってしまいます。また精度の高い金型からはコアピンのサイズだけを変更することで、同じ医療用プラスチック容器でさまざまなサイズの穴径の製品を成形する事が可能になります。同じ金型を使用することで製品単価のコストダウンだけでなく、違った穴径の製品が成形でき、さまざまなニーズにも対応できます。

 このように当社ではこれまでφ0.21~φ1.2までの多種多様なサイズの穴径だけでなく、製品公差±0.01ミリの厳しい管理の細穴医療用プラスチック製品の製作実績がございます。親和工業株式会社では製品精度とコストダウンを見据えた精度の高い金型設計とさまざまな医療用プラスチック容器の成形で培った経験をもとにお客様のご満足いただける製品をお造り致します。