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核酸精製キットとは、採取したい生体サンプルの細胞や組織から、核酸を精製抽出するためのキットです。核酸には、デオキシリボ核酸（DNA)と、リボ核酸（RNA)があり、キットによって、DNA用、RNA用、DNA RNA 両対応の製品があります。核酸の精製抽出方法には、フェノール・クロロホルム法、シリカゲル膜キット法、イオン交換樹脂キット法、磁気ビーズ法など複数あり、キットの内容物も精製抽出方法により大きく変わってきます。それぞれにメリット、デメリットが存在するため、目的に合った精製抽出方法のキットを選択する必要があります。

また、核酸精製キットは、その使用目的から、抽出したい生体サンプル以外のDNA,RNAのコンタミ、ＤNase、RNaseの付着などがあると、抽出したDNA,RNAがサンプルのものではなかったり、抽出に失敗する可能性があるため、信頼のあるメーカーの製品を選ぶことと、取り扱いには十分に注意することが必要です。