Answer (回答)

はい、プラスチック製のクライオチューブは低温環境下で長期保存が可能です。

研究に使用される細胞、血清、遺伝子、精子などの貴重な生物学的サンプルは、保存中に細胞の特性変化が生じないように液体窒素が使用されることがありますが、サンプルの保存容器として使用されるクライオチューブは、低温環境下にも耐えられる医療グレードのポリプロピレンが使われています

超低温保存時の注意点として、液体窒素の流入があります。液体窒素が流入した状態で室温に戻すと、容器内部の液体窒素が急速に気化して数百倍にも膨張し、容器が破裂することがあります。流入した液体窒素をゆっくり蒸発させた後(冷凍保存容器内の気相に24時間以上保持)に容器外へ取り出すことでリスク回避できますが、クライオチューブの容器とキャップのすき間に流入しない構造の密閉が重要になります。

チューブとキャップのシール面にすき間が生じない嵌合と、冷凍保存に適した原材料で製造されたクライオチューブであれば低温環境下で使用出来ます。

当サイトを運営する親和工業株式会社では、高精度な医療用プラスチック成形に対応しておりますので、お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

 

>>エンドトキシンフリーの容器は製造可能ですか?

>>遺伝子解析・遺伝子治療用プラスチック成形品の対応について

 

>>エンドトキシンフリーに関する製品事例はこちら

>>医療用チップに関する製品事例はこちら