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親和工業株式会社では、取引先のお客様からのご要望により、プラスチック射出成形品でありながら、抜きテーパゼロでφ0.6×125の極細成形品の開発に成功し、量産をおこなっております。さらに検査、包装をクリーンな環境で行い、品質においてもご好評を頂いております。
医療用プラスチックを含め、抜きテーパゼロの成形品についてご相談を頂けたら、その経験を活かしたご提案が出来るものと思います。次に、一般的な極細プラスチック成形品で想定される注意点と致しましては、流動層が確保できず、ショートモールドが発生しやすくなる。抜きテーパが少ない為、製品が抜けない、あるいは切れてしまう。高速で充填する必要がある為、ガス焼けが発生しやすくなる。成形後少しの外圧でも容易に変形してしまう。また、医療用プラスチック成形品としては、成形、検査、包装を全てクリーンルームで行う。作業者は全員クリーンウエアを着用する。製品への付着の危険性がある為、ゲートカット、ランナーカット作業を極力しなくてよい金型設計を行う。などがあります。