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 基本的なメンテナンスや修理は自社で行っておりますが、修理の内容によってはメーカーに依頼することがございます。プラスチック射出成形機や付帯装置は項目別に1ヶ月、3ヶ月、12ヶ月毎の定期メンテナンスを実施しております。定期メンテナンスを怠るとマシンの寿命が低下するばかりでなく、通常動作において不具合が生じる場合があります。薄肉成形や極細成形のような高度な医療用プラスチック製品の場合、マシンの動作不具合が安定成形に影響を及ぼすことがあります。
金型メンテナンスについては成形中のメンテナンス以外に連続成形前に必ず分解メンテナンスを行っております。成形中ではメンテナンス出来ない所へのグリースアップを行うことで金型のかじりや動作不具合による破損を防止できます。ガスベントやブッシュメンテナンスはガス逃げ不良によるガス焼けやショートの発生を抑制出来ます。医療用の薄肉分注チップは先端部のわずかなショートが致命欠陥になります。当社では連続成形中でも先端ショート発生の予防対策として過去の成形実績から定期分解メンテナンスを計画的に行っております。高品質な医療用プラスチック製品を安定して連続成形させるためにもマシンおよび金型の定期メンテナンスは重要と考えております。