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 個別対応となりますが、可能です。医療用プラスチック製品の金型の価格を決定する上で、完成後の量産時に品質低下や歩留まり悪化が発生すると製品のコストアップになるばかりか、場合によっては金型の追加加工費がかかり、結果的に金型価格の増加になってしまう可能性があります。金型設計のポイントとしてゲート方式、ゲートの数、離型方式、製品取り数、ゲート位置などがあります。例えばプラスチック射出成形品の場合、肉厚部分はジェッティングが発生しやすい傾向にあります。ジェッティングは成形品の表面に蛇行した流動痕が残ったまま冷却してしまう現象ですが、使用用途によっては不適合品になります。対策としてゲート位置を変更し、ゲートから金型の製品壁面までの距離を短くすることでジェッティングの発生を回避することができます。他にも製品形状に合った金型設計のポイントは多数ございますが、医療用プラスチック製品のなかでも、薄肉成形、極細成形、長尺の成形などを得意とする親和工業では量産を見越した金型価格の金型設計をご提案いたしますので、ご相談ください。