プラスチック射出成形の材料は様々な種類があり、用途によっても多種多様な選択が可能です。成形性が良くない場合、成形品の形にならず、精度不良、離形性が落ちて成形サイクルが長くなり、歩留りが悪くなりコストアップとなってしまいます。
成形性が良いという事には以下の8つのポイントが挙げられます。
① 射出成形できる温度、圧力の範囲が広く適当な値である
② 成形温度で長時間放置しても、物性、外観に変化を起こさない
③ 樹脂の流動性が射出成形に適している
④ 成形サイクルが短い
⑤ 離型しやすい
⑥ 成形収縮率が小さい
⑦ 予備乾燥などに特別の注意を必要としない
⑧ 着色が容易