医療用のプラスチック射出成形品の製作は、クリーンルーム内にて行います。クリーンルーム内の清掃は、クリーン度を維持するためには必要不可欠です。定期的な清掃は専門の業者が行うとしても、日常的な清掃作業は日々行わなくてはなりません。
そこでクリーンルーム用の専用の清掃道具が必要となります。

①クリーンルーム用掃除機

クリーンルーム内で掃除機を使用する場合には、排出される空気でクリーン度が損なわれないようにしなければなりません。クリーンルーム用の掃除機には、排出される空気をHEPAフィルター等でろ過する構造になっており、クリーン度低下のリスクを回避できます。

②クリーンルーム用モップ

クリーンルーム内では、細菌等の繁殖を抑えるために、湿度の管理も重要になります。クリーンルーム用のモップは、発塵性の低い特殊な紙製の使い捨てクロスを使用しており、クリーン度の低下を抑えることができます。

③クリーンルーム用ワイパー

クリーンルーム内で雑巾として使用される物は、布製、紙製、プラスチック製など、色々な種類がありますが、いずれも発塵性の低い特殊な加工が施されておりクリーン度の低下を抑えることができます。クリーンルーム用ワイパーは、検査装置、検査用具、卓上の清掃に使用します。

④クリーンルーム用綿棒

クリーンルーム用に作られた特殊なもので、発塵性を抑えたものになります。クリーンルーム用綿棒は、別名“工業用綿棒”と呼ばれているものもあります。綿棒は、検査装置の細かい箇所などに使用します。

⑤クリーンルーム用粘着ローラー

クリーンルーム用の粘着ローラーは、粘着力でゴミやホコリを吸着させるためクリーン度に影響を与えません。粘着ローラーをカットする際の発塵性を抑えたものになります。

 

10,000のクリーンルーム完備体制

『医療用プラスチック成形.com 』を運用する親和工業では、医療機器に使用されるプラスチック製品を常時、安心・安全な品質でお客様にご提供するために、社内にクラス10,000以下のクリーンルームを完備しています。当社のクリーンルームは高清浄度を実現するために3重のフィルター構造をとっています。

>>クラス10,000のクリーンルーム完備

 

また当社では、クリーンルームを完備するだけでなく、平成29年に医療機器製造業登録証の取得、令和元年9月にISO13485の認証取得、そして令和2年にを第二種医療機器製造販売業許可を取得しました。

>>第二種医療機器製造販売業許可、医療機器製造業登録、およびISO13485の認証

 

このように親和工業では、これまで以上に医療業界向けのプラスチック成形品を、安心・安全にご提供する体制を整えています。近年では、DNase-free、RNase-free、エンドトキシンフリーの製品に対応し、放射線(ガンマ線、電子線)の照射による滅菌やEOG減菌にも対応しており、遺伝子治療や不妊治療向けの高精度医療機器の開発・設計・製造を行っており、各種特許も取得しております。

>>遺伝子解析・遺伝子治療用プラスチック成形品に関するよくある質問一覧

>>不妊治療向けの医療用プラスチック製品の開発ストーリーはこちら

>>特許詳細は会社サイトをご覧ください!

 

さらに当社では、全国でも極少数しか取得していない特級プラスチック成形技能士を2名輩出しております。

医療機器製造業許可・ISO13485・医療機器製造販売業許可を取得し、クラス10,000のクリーンルームを持つ、安心・安全の生産工場にて、特級プラスチック成形技能士が各種VA/VE提案を行うことで、お客様の想いを形にして、日本・世界の医療業界に貢献してまいります。医療用プラスチック成形のことでお困りの方は、まずは医療用プラスチック成形.comを運営する親和工業株式会社までお気軽にご相談ください。

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