製品属性(仕様)

製品画像(様子)

概要

こちらは、ポリエチレン製の加圧式開栓容器です。中に試薬を入れた状態で容器を加圧すると、底部が開栓することができます。サイズも小さく、誰でも簡単に片手で容器を開栓することができます。

こちらの容器では、缶コーヒーのようなプルタブ缶において、缶の蓋に1周分入れられたスコアライン（切り欠き）に沿って、タブを引っ張ると開口する原理を応用いたしました。具体的には、容器底の先端部分が肉厚を0.5mm程度という厚さで、底部と円筒部のつなぎ目部分が肉厚0.1mm程度という薄さで成形しています。この時、容器の円筒部を外から加圧すると、肉厚が薄いつなぎ目部分に応力が集中するようになります。そのため、底部の肉厚0.1mmのスコアラインに沿って開栓します。

従来は、試薬を容器に入れた際は、キャップを締めて保存し、取り出す際はキャップを開けるという手間が生じていました。しかしこの加圧式開栓により、キャップを開けることなく、ワンプッシュで開栓することができるようになり、試薬検査の効率化につなげることができます。

このように当社では、既存の発想にとらわれることなく、斬新な技術提案もいたします。医療用プラスチック成形品に関してお困りごとがございましたら、まずは設計前段階から、医療用プラスチック成形.comまでお問い合わせください。