製品属性(仕様)

製品名血液吸引用チップ 用途血液を吸引する検査装置に使用されるチップ
材質PP 寸法60mm×φ5mm(肉厚:0.6mm)
製品
設計
自社設計図面 金型
設計
自社設計

製品画像(様子)

概要

こちらの製品は、血液を吸引する検査の装置に使われるチップで、分注チップとピアシングチップを1本で兼用することを目的に開発した製品です。試薬のフィルムへ穴をあけ、そのまま血液を分注できるようにすることを目的に、先端が斜め45度のナイフエッジの形状となっているのが特徴です。

この製品は金型設計において、次の相反する要求を満たす必要があります。

①大量のガスを逃がすことができる構造であること
⇒これは流動末端部がナイフエッジ形状となっているおり、樹脂焼けの発生を抑制するためです。
②隙間がない構造であること
⇒こちらは、特に流動末端部ではバリが発生しやすいため、その発生を抑制するためです。

そこで当社ではまず金型の先端の入れ子を複数に割り、バリの発生しやすいナイフエッジ形状部分の手前にガスを逃がすためのベントを多数配置し、ナイフエッジ部の手前である程度空気を逃がせるようにしました。そして、ナイフエッジ形状の部分では隙間を極力なくすことで、バリの発生を抑制しつつも、ガスを予め逃がせているため樹脂焼けの発生も同時に実現しております。なおナイフエッジ形状の部分のベント溝についても、バリと樹脂焼けの両方を抑制できる深さ・太さで設計をしていることもポイントです。

このような相反する要求事項を実現できる金型の設計には、過去のノウハウ・経験が必要となります。そして、医療用途のプラスチック成形に特化して取り組んでまいりました当社ではそのような難しい仕様も実現してきた実績がありますので、一度お気軽にお問い合わせください。