Before (改善前)
医療用のプラスチック成形品において、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PE(ポリエチレン)などの材料で、材料メーカーが廃番とし後継グレードの材料生産に切り替えることがあります。
後継グレードではありますが、粘度や添加剤が微妙に変化することで、成形性の悪化による歩留りの低下、ヤニの発生による金型メンテナンス回数の増加が起こります。それにより、生産コストが割高になってしまいます。
V
After (改善後)
元々使用していた材料メーカーの後継グレードではなく、異なる材料メーカーの同等品を使用することでコストアップを回避することができます。
元々使用していた材料のデータシートを元に、同等のプラスチック成形品の材料で製作することで、コストの追加なしで同等品質のプラスチック射出成形品を作ることができます。
POINT(要約)
廃番となった材料にてプラスチック射出成形品を製作する際には、同一材料メーカーだけにこだわらず、他の材料メーカーにて同等品の材料を検討することが必要です。それにより、歩留りよく生産し余計なコストアップを回避することができます。