技術提案事例

VA/VE Techniques

二条ネジの活用による使用満足向上

Before (改善前)

二条ネジの活用による使用満足向上

マイクロチューブや遠心チューブなどの医療用プラスチック製品を設計するにあたって、ネジ構造を使用するときに単純に通常の並目ネジにて設計することがあります。しかし、医療現場においてネジ部分に圧力がかかり、ネジ部分にロック機構が備わっていることが必要ない場合もあります。そのような場合には、手術や処置などの際に利便性良く使用されることを考慮すると、ネジを回してキャップなどの取り外しに手間がかかると、使用者の満足度低下につながってしまうことが考えられます。

After (改善後)

二条ネジの活用による使用満足向上

マイクロチューブや遠心チューブなどのネジ部分を有する医療用プラスチック製品を設計するにあたって、どのような場面で使用されるのかを考慮して製品設計をすることが重要です。医療現場で手術や処置などで片手で使用可能なことが求められる場合、二条ネジなどのネジのリードがピッチよりも大きいものを使用することで、通常のネジと比較して半分の回転代で容易に締め付けることのできます。片手で容易にネジの締め付けができるようになることによって、使用者の満足度向上につながります。

この記事を書いた人

親和工業株式会社 技術スタッフ
親和工業株式会社 技術スタッフ
親和工業の医療用プラスチック成形を支える、社歴20年の現場技術担当です。

私の強みは、流動解析を用いた3D金型設計から、現場での成形オペレーション、高精度な検査、そして梱包出荷に至るまで、射出成形のすべての工程を自ら泥臭く経験してきたことです。

各工程のメリット・デメリットを骨の髄まで理解しているからこそ、開発・設計段階での確実なVA/VE提案や、手戻りのないスムーズな試作・量産化が可能です。

特級技能士の技術力と、クラス10,000のクリーンルーム、最新のPCR品質保証体制を掛け合わせ、世界の医療を支える高品質なプラスチック製品をお届けします。

POINT

医療用プラスチック製品を製作するにあたって、設計段階から実際の製品の用途や使用環境を考慮して製品設計を行うことが重要です。ネジの条数を決める際にも、二条なのか、三条なのか、それ以上なのか、もしくは細目のように細かいものを採用するか、実際の使用者の声を元に何が実際の現場使用者求められているかを知る必要があります。ネジがすぐに外すことができるようにするには条数を多くし、逆にネジが外れにくくするためには細目ネジを採用することが重要です。