技術提案事例

VA/VE Techniques

部品の凹凸をなくすことによる衛生面の品質向上

Before (改善前)

部品の凹凸をなくすことによる衛生面の品質向上

医療機器が使用される現場においては様々な試薬や検体等が存在し、それらの試薬や検体が医療機器と接触する可能性があります。このときに医療機器の表面に凸凹があった場合、試薬や検体が医療機器の凹凸に残存する危険性があります。近年、デザインを重視した医療機器が多く存在しますが、不要な凹凸が存在すると、そこに試薬や検体が残存し、不衛生やコンタミの原因となり、品質の低下につながります。

After (改善後)

部品の凹凸をなくすことによる衛生面の品質向上

医療用プラスチック成形において、凹んだ部分に検体や試薬が入るとその部分は不衛生になります。そのため、製品のデザインも重要ですが、できる限り製品の凹みを排除した構造にすることによって、試薬や検体が入り込むことがなくなり、衛生面の向上やコンタミの防止を実現することができ、品質の向上につながります。医療用プラスチック成形品の場合、特に、使用環境や使用用途を考慮した設計が必要となります。

この記事を書いた人

親和工業株式会社 技術スタッフ
親和工業株式会社 技術スタッフ
親和工業の医療用プラスチック成形を支える、社歴20年の現場技術担当です。

私の強みは、流動解析を用いた3D金型設計から、現場での成形オペレーション、高精度な検査、そして梱包出荷に至るまで、射出成形のすべての工程を自ら泥臭く経験してきたことです。

各工程のメリット・デメリットを骨の髄まで理解しているからこそ、開発・設計段階での確実なVA/VE提案や、手戻りのないスムーズな試作・量産化が可能です。

特級技能士の技術力と、クラス10,000のクリーンルーム、最新のPCR品質保証体制を掛け合わせ、世界の医療を支える高品質なプラスチック製品をお届けします。

POINT

医療用機器という製品を設計するにあたって、デザイン性も一つの要素ですが、その他の製品と比較し、滅菌状態など衛生環境が非常に重要である医療用機器においては、まずは医療用プラスチックにおいてはバリやウェルドなどを防ぐといった、品質面で満足度の高い製品を製作することが重要です。品質面において高い満足度を得る商品を設計するためには、実際に現場で働く医師や看護師の立場に立つことが重要となります。