卵子凍結とは?保存方法から保存容器の選定方法まで解説!

卵子凍結とは?
卵子凍結とは、女性の卵子を採取し、液体窒素を用いて超低温環境下で凍結保存する技術です。この技術の主な目的は、将来の妊娠・出産に備えることにあります。
具体的には、以下のような目的で卵子凍結が選択されます。
- 社会的卵子凍結: キャリア形成、学業、パートナーとの出会いなど、様々なライフプラン上の理由から、すぐに妊娠・出産を希望しない方が、若く健康な状態の卵子を保存し、将来の選択肢を広げるために行われます。加齢による卵子の質の低下や数の減少を防ぐ目的があります。
- 医学的卵子凍結: がん治療(化学療法や放射線治療など)によって卵巣機能が低下するリスクがある方や、早期閉経のリスクがある方など、病気の治療や体質的な理由で将来の妊娠が難しくなる可能性がある方が、治療前に卵子を保存する目的で行われます。
卵子凍結は、女性が自身の生殖能力を管理し、将来のライフプランをより柔軟に設計するための重要な医療技術として、世界中で注目されています。
胚凍結との違い
卵子凍結に類似するものとして、胚凍結があります。
卵子凍結は、卵子単独で保存するため、将来出会うパートナーの精子で受精させることができます。女性自身の意思で将来の選択肢を広く持てるのが特長です。
一方、胚凍結は、パートナーの精子と受精させた「受精卵」を凍結します。すでに受精という大きな関門をクリアしているため、融解後の妊娠率は高くなる傾向にありますが、凍結時点でパートナーが確定している必要があります。
卵子凍結の保存方法
卵子凍結には、主に2つの保存方法があります。
①緩慢凍結法
時間をかけてゆっくりと温度を下げていく方法です。凍結保護剤を細胞内外に浸透させ、細胞内の水分が凍結によって膨張し、細胞を傷つける「氷晶」が大きくなるのを防ぎます。専用のフリーザーを用いて段階的に冷却を行い、最終的に液体窒素中で保存します。比較的手順が確立されていますが、氷晶形成のリスクが完全に排除されるわけではありません。主に「クライオバイアル」が使用されます
②ガラス化凍結法
現在、卵子の凍結保存において主流となっている方法です。細胞を極めて高濃度の凍結保護剤に浸し、一気に液体窒素(-196℃)に投入することで、細胞内の水分を氷晶にすることなく、まるでガラスのように固化(ガラス化)させます。この方法の最大の利点は、細胞へのダメージが少なく、凍結・融解後の生存率や妊娠率が高いことです。卵子のような水分量が多くデリケートな細胞の保存に適しています。主に「ストロー」や「クライオトップ」などの少量の液量で急速冷却が可能な専用容器が使用されます。
どちらの方法も、最終的にはケーンという金属の器具に取り付けられ、液体窒素タンク(クライオタンク)と呼ばれる専用の保存容器に保管されます。これらのタンクは、液体窒素の気化を防ぎ、卵子を安定した極低温状態で長期保存できるよう設計されています。
卵子凍結容器選定のポイント
卵子凍結用容器の設計・製作に携わる皆様にとって、適切な容器の選定は、卵子の生存率と安全性を確保するために極めて重要です。以下のポイントを考慮して選定を進めてください。
- 極低温耐性: 液体窒素の-196℃という極低温に耐え、脆化せず、破損しにくい素材(例:医療グレードのポリプロピレン、ポリスチレンなど)を選定することが不可欠です。
- 化学的安定性: 凍結保護剤や培養液との反応性がなく、溶出物が卵子に悪影響を与えない素材である必要があります。
- 生体適合性: 医療用途であるため、医療機器の品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO 13485の認証を取得している、またはそれに準拠した製造体制が求められます。
親和工業だからこそ可能な卵子凍結容器の設計・製造
当サイトを運営する親和工業株式会社では、卵子凍結容器はじめ、不妊治療製品の製造を数多く行っております。そのような当社だからこそ可能な卵子凍結容器の設計・製造におけるポイントは、主に下記の通りです。
クリーンルーム & ISO13485 & 医療機器製販許可を取得する、唯一無二の医療用プラスチック成形メーカー
親和工業は、①10,000クラスのクリーンルームを完備し、②ISO13485で安心・安全保障を行い、③医療機器製造業登録、第二種医療機器製造販売業許可を取得している、国内や世界から見ても唯一無二の環境を整えた、医療用プラスチック成形メーカーです。このような環境が他にないため、当社に数多くのご相談をいただいております。
遺伝子解析・遺伝子治療・細胞培養・採血デバイス・不妊治療製品の開発実績
親和工業では、ThermoFisher製のリアルタイムPCRシステム「QuantStudio® 5 」を用いて、医療用プラスチック製品の品質検査を行っております。このリアルタイムPCRシステムは、これ以上ない精度で品質保証をすることができる、世界最高峰のシステムです。試薬についても、ThermoFisher製の試薬を使用することができ、設備やシステムだけでなく、試薬も最高品質でラインナップしています。同時に50検体の検査が可能で、当社で成形した医療用プラスチック製品のDNAフリー・RNase/DNaseフリーを保証いたします。また当社では、検査後に独自の製品試験書をご提供いたします。
親和工業株式会社では、医療用、検査用のプラスチック製品や、卵子凍結容器などの共同開発も、様々なメーカー様とおこなっており、金型の設計から、クリーンルーム、クリーンブース内での生産、組み立て、検査、包装、梱包から、出荷、発送まで、すべての工程において、対応可能となっております。



当社では、下記のような遺伝子解析用キットのOEMや、不妊治療用プラスチック成形品の製造を数多く手がけております。
- 採精容器
- 血液吸引用チップ
- 精子・卵子凍結保存容器
- シリンジキット
- 細胞培養容器
- 細胞凍結保存用バイアル
- 体外受精ディッシュ
- クライオチューブ
- スピンカラム
- PCR検査キット
- PCR8連チューブ
- 検出試薬用チップセット
- 核酸抽出キット
- 子宮頸がん用キット
- アレルギー検査キット
- 検体採取キット
- 採血デバイスキット
不妊治療用プラスチック成形品に関するよくある質問は、下記よりご覧ください。
>>採精容器・不妊治療用プラスチック成形品・フェムテックに関するよくある質問はこちら
◆医療用プラスチック成形.comの製品事例・ケーススタディ◆

弊社は守秘義務があり、製品事例を多く掲載することができません。
詳細をお話することはできませんが、国内外の医療機器メーカーやグローバルニッチ企業など、幅広い医療用プラスチック製品の設計・開発に関するご要望に対応しております。
製品の種類も多岐にわたり、医療用チューブから医療用チップ、不妊治療製品、細胞培養、遺伝子解析製品にも対応しております。製品の詳細は載せることができませんが、実際の製品の形状や、当社にご相談いただいた各事例をケーススタディ形式でご覧ければ幸いです。
>>医療用プラスチック成形品の製品事例・ケーススタディはこちら
★親和工業が選ばれる理由★
当サイトを運営する親和工業は、医療機器製造業・製造販売業許可、ISO13485、クラス10,000のクリーンルームを持つ、国内でも唯一無二の医療用プラスチック成形メーカーとして、国内外の中堅大手医療機器メーカーや、研究開発・R&B部の方々から、選ばれ続けています。
★ISO13485による世界基準の品質管理体制
親和工業では、日本国内のプラスチック成形メーカーの中では非常に珍しくなりますが、ISO13485を取得しており、国際的な基準での品質管理体制を構築しております。
★医療機器製造業・医療機器製造販売業 認可取得

また当社では、医療分野への特化を進め、お客様の高度な要求に応える体制を整備しています。その核となるのが、「医療機器製造業登録証」(平成29年登録)と「第二種医療機器製造販売業許可」(令和2年許可)の取得です。
★リアルタイムPCRによるRNase/DNaseフリーまで品質保証

親和工業では、ThermoFisher製のリアルタイムPCRシステム「QuantStudio® 5 」を用いて、医療用プラスチック製品の品質検査を行っております。このリアルタイムPCRシステムは、これ以上ない精度で品質保証をすることができる、世界最高峰のシステムです。
>>リアルタイムPCRによるRNase/DNaseフリーまで品質保証
★クラス10000のクリーンルーム成形

親和工業は、医療機器や薬品・食品業界のお客様に、常時、安心・安全な品質の製品をご提供するため、社内にクラス10,000のクリーンルームを完備しています。この徹底した管理によって、安定した清浄環境に最新鋭の射出成形機を配置することができます。これにより、医療機器等に求められる極めて高い品質要求に応えるプラスチック成形の生産体制を整えています。
★流動解析を駆使した高精度3D金型設計・製作

親和工業は、業界に先駆けて3DCADを導入いたしました。プラスチック専業成形メーカーが3D CADを用いて製品設計から金型設計まで行っている会社は、国内でもわずかです。成形技術はもちろんのこと、この高度なシミュレーション技術と金型設計技術により、他社では断られたような開発案件や、いままで世の中にない製品の設計開発サポートまで行うことができ、多くの医療機器メーカー様より喜びの声をいただいております。
★開発・設計段階からのVA/VE提案
親和工業では、医療用プラスチックの成形技術を活かし、コストダウンや生産性向上に関心を持っているお客様に対して積極的にVA・VE提案を行っています。
★特級プラスチック成形技能士の確かな技術

親和工業には、プラスチック成形に関する国家資格の最上位である「特級プラスチック成形技能士」が2名在籍しています。
★医療機器に関する特許も多数保有

親和工業は、単なる医療用プラスチックの受託成形に留まらず、お客様の課題を解決するための技術開発にも積極的に取り組んでいます。その結果として、医療機器分野において多数の特許を保有するに至りました。
☆親和工業が提供する技術サービス
当社では下記のような技術サービスを展開しております。
◇ 技術提案・VA/VEポイント ◇
医療用プラスチック製品の設計段階からのコストダウン・VA/VEを実現した事例をBefore⇒After形式でイラストと文字によってご紹介しています。 少しのポイントを知っておくだけで射出成形のトラブルであるヒケやウェルドやソリの防止のポイントや、 完成した製品の機能性や品質の向上のポイントを学ぶことができます。
▲ お客様より頻繁にいただくご質問 ▲
過去にお客様から実際にいただいたご質問とその回答や、 Webサイトを運用する親和工業株式会社の営業担当者がお客様とのやり取りの中でよくご質問いただく内容を記載しております。
◎ 以下のようなご依頼は、親和工業にお任せください!
また、親和工業にお問い合わせする前に、下記の対応可能範囲について、一をご確認いただけますと幸いです。医療用プラスチック成形メーカーではございますが、非常にニッチな範囲となるため、どうしてもお役に立てない領域も多くございます。
◎ 市場にない医療用プラスチック製品の設計・開発
◎ 「社会に役立つ医療製品を提供したい…!」
◎ ISO13485や、医療機器製造業許可、医療機器製造販売許可が必要なプラスチック製品
◎ クリーンな環境で製造された医療用プラスチック製品
◎ ロット1000~100万の量産プラスチック製品
○ 手のひらサイズの射出成形品
○ 材料からのご相談
お問い合わせ時には、上記の「対応範囲」をご確認いただいた上で、下記情報をご教示いただけましたら、スムーズにご回答することができます。
- 製品形状(図面・3Dデータ・製品重量)
- 材料・色のご希望
- 予定生産数量(月間・年間・1ロットサイズ)
- 金型の有・無(有の場合は組図、無の場合は取り数 まで )
- 成形品の納品先
- 包装形態のご希望