技術提案事例

VA/VE Techniques

医療用プラスチック製品の滅菌対策のポイント

Before (改善前)

医療用プラスチック製品の滅菌対策のポイント

医療用製品の製作を行う際には、滅菌作業を行うことがよく求められます。滅菌の方法としては主に、放射線滅菌である電子線滅菌とγ線滅菌、または酸化エチレンガス滅菌(EOG)の3種類の滅菌の方法があります。それぞれ、滅菌作業に必要となるコストも異なりますが、設計の指示があいまいで滅菌の種類が規定されていなかったり、必要以上の滅菌作業が求められる場合があり、コストアップの原因となる場合が有ります。

After (改善後)

医療用プラスチック製品の滅菌対策のポイント

医療用などでは、滅菌のプロセスが求められる場合、プラスチック成形後に放射線滅菌である電子線滅菌とγ線滅菌、または酸化エチレンガス滅菌(EOG)を実施することが必要です。一般的には電子線滅菌が最も短時間で処理できるうえ低コストで実施できますが、透過力は小さいため、高密度な製品の滅菌を行う際にはγ線による滅菌を行う必要があります。また、エチレンガス滅菌(EOG)は菌だけではなくDNAも分解することができるので、試薬の容器などの滅菌作業に有効とされています。

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この記事を書いた人

親和工業株式会社 技術スタッフ
親和工業株式会社 技術スタッフ
親和工業の医療用プラスチック成形を支える、社歴20年の現場技術担当です。

私の強みは、流動解析を用いた3D金型設計から、現場での成形オペレーション、高精度な検査、そして梱包出荷に至るまで、射出成形のすべての工程を自ら泥臭く経験してきたことです。

各工程のメリット・デメリットを骨の髄まで理解しているからこそ、開発・設計段階での確実なVA/VE提案や、手戻りのないスムーズな試作・量産化が可能です。

特級技能士の技術力と、クラス10,000のクリーンルーム、最新のPCR品質保証体制を掛け合わせ、世界の医療を支える高品質なプラスチック製品をお届けします。

POINT

医療用プラスチック射出成形品では滅菌のプロセスが求められることが多くあります。製品の要求仕様によっては必要に応じて微生物の死滅試験を行う場合もありますし、試作・開発案件では、放射線による製品の材質劣化の状態検査による材質検査を行う場合もあります。材料特性によって、どの滅菌方法が最適であるのかは異なりますので、詳細な滅菌バリデーションテストを行うことで、その製品に適合した滅菌条件と検証が出来ます。