メディカルグレードのプラスチック射出成形品の樹脂選定
Before (改善前)

医療用のプラスチック射出成形品を製作する際に、メディカルグレードのプラスチック樹脂の使用が求められる場合があります。一般用のプラスチック樹脂とは異なり、メディカル用途推奨グレードは種類も限られており、入手することが困難な場合があります。また、プラスチック樹脂の種類のみしか指定がされておらず、グレードが分からないために何種類ものグレードを手配して試作することが必要になり、完成までのリードタイムが長くなってしまう場合もあります。
After (改善後)

プラスチック射出成形品の場合、プラスチック樹脂の種類だけではなくグレードの指定まで行わなければなりません。メディカルグレードのプラスチック樹脂が必要な場合は、事前に使用用途とそのプラスチック樹脂の特性(収縮率や充填性など)を考慮する必要があります。そして樹脂メーカーの協力が不可欠となります。お客様と樹脂メーカー、そして、プラスチック射出成形メーカーがタイアップして試作、開発することにより、最適なプラスチック樹脂の選択とプラスチック射出成形品の作製が可能です。
この記事を書いた人

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親和工業の医療用プラスチック成形を支える、社歴20年の現場技術担当です。
私の強みは、流動解析を用いた3D金型設計から、現場での成形オペレーション、高精度な検査、そして梱包出荷に至るまで、射出成形のすべての工程を自ら泥臭く経験してきたことです。
各工程のメリット・デメリットを骨の髄まで理解しているからこそ、開発・設計段階での確実なVA/VE提案や、手戻りのないスムーズな試作・量産化が可能です。
特級技能士の技術力と、クラス10,000のクリーンルーム、最新のPCR品質保証体制を掛け合わせ、世界の医療を支える高品質なプラスチック製品をお届けします。
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POINT
プラスチック射出製品の大きさにもよりますが、例えば、ポリプロピレンで100ミリの長さに対して収縮率を0.001%大きいプラスチック樹脂を使用してしまうと、それだけで0.1ミリの差が発生してしまいます。この製品の図面交差が±0.1ミリであった場合、公差内の寸法の製品以外は、選別作業が発生してしまいます。特に量産の場合には全ての製品を公差内の寸法に収めることは非常に困難となってしまいます。このように、製品設計には使用するプラスチック樹脂の特性も考慮しておく必要があります。

