よくある質問

FAQ

薄肉成形

分注チップとピアッシングチップが兼用出来るような医療用薄肉チップの形状変更を考えております。サイズ感は6φ×80㎜、肉厚0.5㎜ですが医療用薄肉成形品の形状改良の依頼は出来ますか?

 はい、可能です。当社では分注チップとピアッシングチップを1本で兼用出来る医療用薄肉成形品の製作実績がございます。この薄肉チップは当サイト内の製品事例でもご紹介させて頂いておりますが、血液を吸い取る装置に使用される血液吸引用チップです。

 尖った先端のエッジ部で試薬のフィルムに穴を開けて、そのまま血液を分注出来るのが特徴です。違う使用目的の2本の薄肉チップを1本にした画期的な医療用薄肉成形品ですが、 開発には二つの相反する要求を満たさなければなりませんでした。

① 大量のガス発生による樹脂焼け抑制

② 流動末端部のバリ抑制

 先端が斜め45度のナイフエッジ状になっており流動末端部である為、ガス逃げが悪ければ樹脂焼けやボイドが発生してしまいます。そこで当社ではまず金型の先端の入れ子を複数に割りガスベントも多数配置しました。この時ガスベントの位置もナイフエッジ形状部の手前に多く配置する事で、ある程度のガスを逃がすようにしました。そして流動末端部であるナイフエッジ形状部は入れ子の隙間は極力無くし、バリの発生も抑制しました。隙間無くすことでガス逃げ不良が懸念されますが、ナイフエッジ形状部手前でガス逃げを強化しているため、樹脂焼けの発生も抑えることができました。

 樹脂焼けとバリ、二つの相反する要求を満たすにはガスベントの位置だけではなく、ベント溝の深さ、太さで設計しなければなりません。医療用薄肉成形品に特化して取り組んできた当社の経験とノウハウで実現することができました。このような難しい事案も実現してきた実績がありますので、どうぞどんな事案もお気軽にご相談ください。