現金型での材料変更を検討しています。オートクレーブ可能なPP以外の材料候補があれば教えてください。
オートクレーブ可能な適切な樹脂としてポリカーボネート(PC)があります。オートクレーブとは高温、高圧の水蒸気を使用して医療用容器や機器の微生物を滅菌する滅菌処理方法です。120℃で20分間滅菌処理するため、高温に耐えることの樹脂でなければ容器の変形や破損等が発生する恐れがあるため、原料の選択には注意しなければなりません。
PCの特徴としてプラスチックの中でも最高レベルの高い衝撃性(ガラスの400倍、アクリルの40倍)があります。またPPが半透明に対しPCは透明性に優れているため、プラスチックレンズや自動車部品、医療用容器関連にも多く使用されています。熱変形温度も130°~140°のため、オートクレーブ滅菌にも対応可能です。現金型でのPPからPCへの原料変更に関しては樹脂の溶融温度や金型温度の違いから金型や成形品に問題が生じる可能性もあります。金型製作において、原材料の収縮率から寸法公差を考慮した金型設計が重要です。PPとPCでは収縮率の違いにから成形品の寸法精度に影響があるため、現金型での材料変更は慎重に検討する必要があります。
同じカテゴリーの質問一覧
-
FDA・USP・EC1935準拠材質での医療用キャップの射出成形は可能ですか?
-
PCR検査用の容器にはどのような樹脂材料が採用されていますか?
-
主力グレードで比較的耐熱性の良いPPでお願いしたいと思いますが、MG03BDSがそれに当たるのでしょうか。
-
現金型での材料変更を検討しています。オートクレーブ可能なPP以外の材料候補があれば教えてください。
-
生体適合性樹脂の射出成形に対応はしていますか?
-
細胞培養に関わる成形品の製作検討を行っており、材質的にはPP・PE・PA・PS等が候補ですが、御社で調達可能なものはありますか?
-
新規の製品で、USP Class VIに適合している材料で成形していただくことは可能でしょうか。
-
COPを使用した射出成形品の試作から量産委託までお願いできますか?
-
マウスピースにには医療用の樹脂を使用する必要があるのでしょうか?
-
医療用ポリプロピレンでも成形性はそれぞれ異なるのでしょうか?