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速度と圧力について

射出成形の条件設定において、射出工程と保圧工程の設定の違いは、切り替えがスクリューストロークかタイマーの違いです。どちらの工程も速度と圧力は設定しますが、

射出工程は速度制御であり、保圧工程は圧力制御工程といえます。速い射出速度を出すためには、それなりに圧力が必要です。設定した射出速度でも圧力の設定値が低ければ力不足になり、設定速度を出すことが出来ません。射出工程であっても圧力設定値を低くすれば、圧力によって速度が制限される圧力制御になってしまいます。保圧工程は圧力制御ですが、保圧工程でも同じことが言えます。保圧への切り替えが製品のフル充填よりも非常に早いタイミングで、キャビティ内に溶融樹脂がまだ十分入る余裕がある場合、保圧工程の速度設定が遅く設定されると、充填速度もその設定された速度となり、設定圧力に達しません。

速い速度の場合は大きな圧力も必要ですが、遅い速度の場合、大きな圧力は必要ないため、

保圧工程であっても圧力制御にならず、速度制御になってしまいます。

これらの関係を十分理解していないと機械の能力を十分発揮できないばかりか、成形が不安定になってしまうため、十分理解した上で、条件設定することが大切です。

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